スクラッチアートで味わう紙芝居の世界
「負傷した線路と月」
原作 小川未明
脚本 日暮道登志
画 あべゆうこ
町や野原や山を結んで線路が延びていました。
ある日、重い客車や貨車を引いた汽罐車が通過して、線路は負傷してしまいました。線路は、花や風に力づけられながら、不思議な力を持つという月に、自分を傷つけた汽罐車を探すよう頼み込みます。月はあちこちを巡って、ようやく汽罐車を見つけました。ところが、話を聞いてみると汽罐車には汽罐車の事情があり、それだけではなく運ばれていた荷物にも……。
小川未明の幻想的で独特な世界観を、スクラッチアートによる表現で紙芝居化した作品です。
こちらの作品の絵を担当致しました。
是非お楽しみください。
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